家を見守る
こんにちは。
設計の園田です。
私は寝るときに湯たんぽを使っているのですが、昨晩はなんだか暖かく、湯たんぽ無しで寝ることが出来ました。
こうやって少しずつ、春に近づいているのだなぁ。と感じます。
皆さんはどんな時に春が近づいて来たと感じますか?
さて、今回のタイトルは『家を見守る』です。
以前、『上棟日和』というタイトルでブログを書いた際に、棟は一番上から家を見守る存在…というようなことを書きました。
しかし、よく考えて見るともう一つ。
家を見守る存在があることを思い出しました。
それがこの、幣束(へいそく)です。

幣束とはなんぞや…と思う方も多いと思います。
幣束とは、神仏への捧げ物なんだそうです。(すみません。ネットの力を使って書いています。)
また、こんなことも書いてありました。
幣束とは、神仏への捧げ物であり、神仏の寄り代であり、神仏そのものであり、結界を作るものである。
すごい…盛りだくさん。
幣束の有り難みすごいな、と書いていて思いました。
幣束は上棟式の際、お施主様にお名前と上棟日を入れて頂き、その家の一番高いところへ付けられます。
小屋裏なので、家が完成してからはほとんど見ることが出来ません。
ただひっそりとそこにあり、家を見守っていてくれるのです。
一軒ごとに、ひとつずつ。
専属の守り神です。
ひっそりと家を見守る幣束のこと、たまには思い出してみても良いかもしれません。
