2019.03.20

仮設階段

こんにちは。
設計の園田です。

先日、六本木の森アーツセンターで開催されている『新・北斎展』に行ってきました。
葛飾北斎と言えば世界に名の知れた浮世絵師ですが、彼を支えた職人の姿を垣間見ることも出来ました。

浮世絵とは北斎のように絵を描く『絵師』がいて、版画を彫る『彫り師』がいて、それを摺る『摺り師』がいて
初めて出来上がる物だそうです。

家も一緒で、営業や設計・監督だけでなく、たくさんの職人さんの力を借りて出来上がっています。
なんだか近しいものを感じた1日でした。

 

さて今回は、上棟後本格的に工事が始まると、現場に設置されるものを紹介したいと思います。

 

それはこちら。
『仮設階段』です。
その名の通り、仮に設置されている階段です。

 

T’scasaで取り扱っている家は規格住宅なので、基本的な家の作りは決まっています。
なので、こんな風に仮設階段を設置し、使い廻すことが出来るのです。

大工さんの仕事中や私たち設計・監督などが現場に行った際に安心して乗降出来ることは勿論、
お客様が現場にいらっしゃった時も2階まできちんと安全に見て頂くことが出来ます。

本来の階段が入るまでの短い期間ですが、色々な現場で大活躍している仮設階段。
職人さんだけでなく、こういった道具も家を作る力のひとつなのかもしれません。