自分では見直したのに誤字脱字があったという経験はありませんか。
先日、施工した学校寮新築工事の竣工式における挨拶文を作成したのですが、
事務社員さんに巻紙を作成してもらう際に、漢字変換一箇所、誤字一箇所を見つけてもらいました。
思い込みや気の緩みなどで起こることなのかなと思っています。
さて、脱炭素や健康寿命の延伸や自然災害に備えて、高性能な住まいが求められていますが、高性能仕様で設計図面を作成しても、工事現場で「正確な施工」がされないと完成した建物は高性能にはなりません。
ほとんどを工場生産で行う住宅会社もありますが、弊社も含めて多くの会社は工事現場でそれぞれの専門工事業者による作業の積み重ねで住宅を完成させます。
ちなみに建設業を営むための建設業許可には建築一式工事、土木一式工事、電気工事、管工事など29業種あり一般的な建築ですと25業種位が関わると思います。
建築工事を進める際には現場監督による施工管理を行いますが、ビルなどの大型建築物と違い、戸建住宅は一つの工事現場に一人の現場監督が常駐することはほとんどありません。
工事期間中、現場監督による定期的な巡回と各工程で社内検査を行なっていますが、お恥ずかしい話ですが、過去に弊社でも作業ミスの見落としが発生したこともありました。
お客様が長年お住みになるお宅で施工ミスを見落とし、次工程に進んでしまうことは許されません。
施工ミスを確実に防ぐためにどうすれば良いかと考えていたところ、約10年前に「第三者検査制度」を行う会社と出会いました。
以来、住宅部門では建売住宅を含め、全棟で実施しております。
工事着工から完成まで、建築に関する経験豊富な専門検査員が、各工程にて10回の検査をして頂いています。
なお、写真付きの検査結果は報告書にまとめて、竣工時にお施主様にお渡しをしております。
将来的なリフォームやご自宅の売却の際にもお使い頂けるかと思います。
工事ミスの見落としを防ぎ、より安全で快適な住まいをご提供するための当社が取り組んでいる第三者検査制度のご紹介でした。
なお、2月24日(土)の「BinOの家性能セミナー」では第三者検査についてもご説明致します。
立見建設株式会社
代表取締役社長 立見公一